【日時】1996/12/19 19:00〜21:00
【場所】堺市役所
【出席者】堺市 中田課長、元木課長代理
【経緯】測量、ボーリングが進められているという現場情報から、堺市と話し 合いの場を持つことになった。
【内容】
東西道路建設について ・測量とボーリングは12月始めから1月半ばまで行う予定。 ・ルートについてはゆとりとふれあいの場構想案の図面上の太線内という以上 に具体化していない。測量とボーリングは太線内において適地を定める意味があ る。 ・今年度中にルー卜選定を行い、次年度に実施設計と用地買収に入る予定。 ・高度差があるので2〜3ケ所について橋脚を作ることになるだろう。 ・ルートが決まればその土地を買収する。工事用のトラックなどが入る道路を まず建設することになる。(従って高架部分についても現状の維持は困難。) ・第二豊田川のいずれかの部分は横切ることになる。 ・内河池周辺についてはリンゴ畑から内河池堰堤の北の畑に一部かかることに なるだろう。(堰堤そのものにはかけられない。) 守る会の要望 ・ホタルはホタル橋周辺だけでなく、法道寺川と第二豊田川との合流点に一番 密度濃く生息している。先般行った水生生物調査の結果でも種類、量ともに豊富 だ。第二豊田川に道路がかからぬよう、北よりのルートにしてはしい。 ・道路によって自然環境が分断され、生物への多大な影響が懸念される。工法 の工夫によって影響を最小限にするようにしてほしい。 ・ルート選定にあたっては決定する前に、住民、市民、市民団体の意見を聞き 、反映させる場を設けててほしい。 | |
農水省ビオトープ構想について 堺市:大阪府からこのような制度がある事の案内があった。水際が対象となっ ており、溜め池オアシス構想の延長にあるものと考えている。 守会:大阪府との話し合いでは人による活用が優先されているという印象を持 った。生物環境の保護にも十分配慮するよう堺市から話してほしい。 堺市:市としては多数の人に来てもらいたいと思っている。そのための整備が 必要。守る会の話しを聞くと現状をさわるなということになるのではないか。 守会:整備の結果生物がいなくなるのでは本末転倒だ。人間が一方的に利用す るという視点から、自然の中に人間も、他の生き物も共生しているという視点が 必要。 | |
第二豊田川浚渫、合流点護岸問題について 守会:合流点については鳳土木事務所との話しで、年度内に近自然河川工法で 行うとの事。事前に守る会へは連絡があることになっている。第二豊田川につい ても鳳土木事務所は堺市からの要望があれば近自然河川工法で改修する事に前向 きな発言をしている。堺市として要望してほしい。 堺市:本当にそういっているのか。地権者の意向は聞くだろうが・・・。河川 については府の管轄なので・・・。 |
最後にあらためて東西道路のルート決定前の協議の場設定を尊重し、検討す るとの返事を得て話し合いを終える。