ホタルの観察会

報告/酒井和子

日 時 1997年6月14日(日)、21日(日)
天 気 晴れ
場 所 堺市鉢ヶ峯第二豊田川
参加者 14日131人、21日162人
内 容

 例年ホタルの観察会は、参加申し込みが多いのですが、今年は特に多く、700人以上の申込みがあり、会員優先とした事もあって、狭い門となってしまいました。
 ホタルの発生は、昨年とは逆に季節の進行が非常にはやいためか、14日の方がたくさん出ました。ゲンジボタルの見られるピークは2週間程度、いつも日程の設定はギャンブルです。
 また、この春は法道寺川で浚渫工事がおこなわれ、川底の土や植物などがすっかり取り払われてしまい、なにか影響がでるか心配されました。しかし、ホタルの発生は例年に比べ逆に多いくらいで、安心はしたもののちょっと不思議な感じです。来年以降も様子を見ていかなければなりません。
 護岸整備のなされていない部分では、まるでイルミネーションのように多数のゲンジボタルが点滅し、参加者の歓声が絶えませんでした。
 途中の山道には、陸生のホタルも結構みられ、幼虫のまま、尻を鈍く光らせているのが散見できました。
 反省点として、観察前の説明をしている時に、護岸からすべり落ちた子供さんがおり、幸いかすり傷程度ですみましたが、安全確保の重要性を再認識させられました。

申し込みの葉書のコメント

まだホタルをみたことのない私と息子(6才)とでぜひ参加させて下さい。(堺市原山台Sさん)
 
去年は、子供達と3人で参加させていただきました。子供達にとつては初めて見るホタルに、とても感動し、また、ホタルが住めるようなきれいな自然を残さないとね、と自然について見直す良い機会になり、今年は、”主人も”と思い、再度葉書を出させていただきました。 (和泉市光明台Oさん)
 
昨年、初めて参加しました。生まれてはじめてホタルを実際に目で見て手に取った子供達は、家に帰っても興奮さめやらず「ホタルって案外ちいさいんやな〜」、「ホタルが私の服の胸に止まった。まるで光るブローチの様やったわぁ〜」、「ホタルって、きれいな水の所にしか生きられへんねんな〜」等々、家族で「ホタル」の話がつきませんでした。 (堺市庭代台Iさん)
 
日本の美しい自然が次々と壊されていくことが悲しく、腹立たしく、何とかしたい思いでいます。ぜひホタルを守って下さい。 (堺市Tさん)
 
(歌)行きたい、行きたい、ラララララン、きれいだ、きれいだ、ホタルくん (堺市三原台Oさん)
 
これからも頑張って下さい。 (堺市槇塚台Iさん)