日時: |
平成14年2月28日(木)午後6時30分〜8時30分 |
場所: | 堺市公園緑地部会議室 |
出席者: | 堺市公園整備課/島田課長、課長代理、大島主査、樫木主査 鉢ヶ峯の自然を守る会/清水、酒井、野口 |
協議概要: | 会より自然ふれあいの森づくりに対する申入れ書提出(2月8日付、別紙)に対して 公園整備課から別紙の回答書の提出あり。 |
回答概要: | |
○管理運営検討会の場を通じての当会の意見関係 | |
(公園整備課) |
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(1)-1 | 管理運営準備委員会(委員30名:清水、酒井委員に選出。第1回:3月16日)で管理運営プログラムからレイアウト計画を見直す可能性あり。施設は予定地全体の5%程度。だれに何を利用してもらうのかという森の運営から森のレイアウトの検討という手順で進める。 ゆっくりとした森づくりはそれなりに進めるが、森のレイアウトだけに時間をかけて足踏みをすることは問題と考えている。 |
(1)-2 | 公聴会を開いても市民が出席してくれるか疑問であり、 準備委員会の前に公聴会はしない。原則として同委員会は公開であり、委員以外の発言も委員会で決めてもらう。又、同委員会で新たなホームページ、チラシの発行を検討する。 |
(1)-3 | 1 生態系調査、保全計画づくりを含めて同委員会で議論したい。 |
2 オオタカの採餌場所(高利用域)であることは認識。季節によるふれあいの森への立ち入り制限をする。なお、市が実施したオオタカ調査結果は保護の点から公開できない。環境省の猛禽類の保護の進め方に関しては、ふれあいの森は東西道路のような大規模開発事業でなく、「環境省の猛禽類の進め方」の対象事業になるかは疑問と考える。なお、影響がないと判断しているし、ふれあいの森づくりによってオオタカを追い出すことがあってはならないと考えている。 | |
(会) | 堺市が対象外の事業とか影響がないと判断すべきでなく、専門家に「調査結果の解析」、「保護対策」、「モニタリング」をすることが環境省の保護の進め方であり、行政として国の保護の進め方を守るか否かである。 |
(公園整備課) | 堺市環境保全部に相談する。 |
3 ふれあいの森の施設の市民ニーズは準備委員会で管理運営プログラムの中で活動を展開する中で組み立てる。 | |
4 障害者やバス駐車スペース上、森へのプラットホームとして駐車場の設置は必要だが 、大規模ではなく面積を小さく設定。バス5台、乗用車20台のスペースは確保したい 。なお、残りは公園墓地駐車場と連携したい。 | |
5 昨年は14年度の1年間を森の整備工事期間としていたが一度につくる考えを変え、14年度はハーフメイド(アプローチ道路(橋梁を含む)は工事発注済で15年度竣工予定、森の館・湿地整備工事)の整備とし、15、16年度を含めて3ヶ年の整備期間とする。当初、国の経済対策で地方交付金で市に返ってくる起債であったが、3年間をかけた事業にしたため不利な起債で対応することになった。 | |
○管理運営に関する検討会の堺市への提言関係 | |
(2)-1 | 市民への検討会報告は12月号さかい広報でお知らせ済み。今後は準備委員会 の内容を情報発信する。 |
(2)-2 | 提案内容があれば、準備委員会で検討。 |
(2)-3 | 1 未だ具体の内容はないが、周辺に続く緑を分断しないよう、湿地等の自然環境の復元などに配慮する。 |
2 申入れの点を踏まえた答えは難しい。準備委員会に振ることなるが専門家の意見も聞 きながら各施設が自然機能の維持・増進に整合するよう検討したい。 |
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3 市民参加型の検討は準備委員会で検討してもらう。 | |
4 森の館の床面積を500平方メートルに縮小し、自然エネルギーの活用、屋根の庇を 長くし空調は最小限にしたい。 |
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5 里山木道、散策浮床のルートはきっちりとしたルートは決めていない。準備委員会で 現地踏査してルートや土の道を決めたい。 |
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6 ((1)-3-4と同じ回答) | |
7 体験型農業(水田復元)は管理運営プログラムと稲作をするスタッフ体制の確保がで きれば可能。なお、湿地は水田に転用できるようにする。 |
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8 施工段階に応じた変更の保障は役所のシステムではしんどいが、変更しなければならないときは森づくりが本末転倒になる。いいチャンスなのでできる限り工夫して変更を行う。そのため、自然ふれあいの森の根拠法は検討中だが、都市公園法の網をかけない。 | |
以上の回答を受けて、後日の会の会議で(1)準備委員会に参加する清水氏、酒井氏を通じ て、具体の対応をする。(2)「環境省のオオタカの保護の進め方」を遵守させるため、別途、堺市環境保全部と3月8日に協議することになった。 |
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