天濃池ビオトープ作り(報告その3)

野口 隆司

―天濃池ビオトープの会発足―
この間、当会が会事務局の一員として協力している「天濃池ビオトープの会準備会」で組織づくりなどの準備をしてきました。大阪府泉州農と緑の総合事務所堺分室から今年2月に会員(定員50人程度)を募集。マスコミでも大きく報道され78組126人の方々から応募がありました。
予想を超える応募があり抽選の結果、50組85人(内訳:家族参加13組42人、一般参加37組43人)を会員として迎え、3月23日(日)午後1時から鉢ヶ峯構造改善センターで発足会を開催。発足会では天濃池の現状や鉢ヶ峯の自然、これからの活動計画案などの説明や意見交換の後、30分ほど歩いて今後、活動のフィールドになる天濃池に足を運び、現地を見学しました。

5月11日(日)に天濃池付近の5ヶ所の溜池を巡り「水生植物観察会」を実施。当日は朝から生憎の雨にもかかわらず、子ども達を含め、会員44人、アドバイザー1人、事務局17人の計62人が参加。シュレーゲルアオガエル等の鳴き声を聞きながら、ショウブ、イグサ、イヌタヌキモなどの水生植物を観察しました。

6月15日(日)には、観察した溜池などから水生植物を採取し、天濃池に移植するなど、今度、本格的な作業を行うことになっています。近くに行く機会があれば、会員の皆さん、一度、天濃池をご覧ください。

2003年5月11日天濃池ビオトープ