野口隆司
以下、あおぞら財団への報告文
〔動植物調査結果の概要〕 急峻な岸辺であり水生植物やトンボ類の生息環境として適していない。魚類はオオクチバス等の外来魚が主で、鳥類はカモ類の飛来はほとんどない。
〔主な見直し案の概要〕 @池の一部埋立てと水際側の護岸整備、野鳥観察小屋の設置、池の噴水等の当初案をやめ、池北側の堤体沿いに湿地を創出し周辺の在来水生植物を植え、木道の観察デッキを設置。 A池の奥の谷筋2箇所を盛土し湿地を創出。 B池の中に浮島2つを設け、野鳥の休憩・隠れ場や魚類の魚礁の確保。 C進入路法面に周辺の在来植物の復元など。 本会からビオトープづくりの過程の中で市民と行政の協働や環境教育の視点を取り入れ、市民や学校に参加を呼びかけた「仮称;天濃池ビート―プの会」づくりを提案。計画の見直しを受けて、行政、大学・小中学校、本会で準備会をつくり、今年3月の発足に向けて市民公募(50名程度)等の準備を進めている。会発足後の15〜16年度の取り組みとして水生植物等の播種や移植,浮島づくり、外来魚駆除などのフィールド活動、モニタリング活動や管理運営等の取り組みを予定している。