−大阪府泉州農と緑の総合事務所との合同調査−
(報告:酒井和子) |
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調査日 | 2005年2月26日(土)9:30〜11:00 | ||
場 所 | 鉢ヶ峯 @ホタル橋横のため池 Aマムシ谷(カスミサンショウウオの谷)の湿地 |
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参加者 | <大阪府立大学> 夏原由博先生 <泉州農と緑の総合事務所・耕地課堺分室> 森川主幹、南主査、加茂技師 <コンサルタント> 1名 <鉢ヶ峯の自然を守る会> 野口さん、山本(哲)さん、 横島さん、酒井 |
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産卵数 | |||
1 | ホタル橋横の池 ・2/14、1対を酒井が確認一後日、夏原先生が採取? ・2/?、7対を事前に夏原先生が採取 ・2/26、新たに1対を確認計 8対 |
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2 | マムシ谷の湿地−Tで、1対と成体♂1頭を確認 〃 −Uで、7対確認計8対 合計16対 |
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産卵状況 | 2月の中旬にため池でとりあえず1対確認はしたが、今春もあまり期待はできそうもなかった。しかし調査を始めてすぐに、横島さんが1対を見付けられ、ほっとする。小さめの卵のうだった。 ほかに夏原先生が事前に採取されたものもあり、ここでの総数は8対と例年になく多い。今年は研究室に持ち帰らず(成体になって戻す)、ここで幼生の成長を待つと、夏原先生。 谷筋に入ると、湿地−Tの辺りはいつもよりも水が深くたまっている。数年前はここが主な産卵場所だったので、目をこらしていると、山本さんが1対発見。近くに潜んでいた♂のまだ著そうな個体を夏原先生が見付けられ、早速、記念撮影をする。水たまりに戻してやると落ち葉の下にするするすると潜り込んだ。♂は産卵に来る♀を待ち伏せしているらしい。 湿地−Uでは、例年は少しじとっとする程度だが、ここにも水がたまっていて、長靴がずぶっと入ってしまう。うれしいことに、ここで8対見つかった。1頭の♀が1対の卵のうを産むということなので、この谷筋には少なくとも16頭の♀がいるということが証明されたことになる。東西道路の造成が差し迫っているが、濁水の流入や乾燥化でカスミサンショウウオの生息地が大きなダメッジを受けないないよう、調査に参加された大阪府の担当者にくれぐれもお願いした。 夏原先生の話では、カスミサンショウウオも産卵の多い年、少ない年があるとのこと。何かの条件が悪い時には産卵しないのだそうだ。今春は“当たり!”だったのか、良かった良かった。 |
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カスミサンショウウオの卵塊 |
カスミサンショウウオのオス成体 |
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別所のカンスミサンショウウオ産卵調査 |
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鉢ヶ峯の調査の後、夏原先生と野口さんと酒井で、別所の調査も行った。 | |||
産卵数 | ショウブ池4対 カスミサンショウウオビオトープ近くの湿地4対計8対 |
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産卵状況 | ショウブ池は例年とほぼ同じ状況だったが、ビオトープはニホンアカガエルの産卵場所になっていて、カスミサンショウウオの卵のうは見あたらなかった。しかし近くの湿地で、夏原先生が新たに掘り起こした水たまりでは見つかっており、また、水が流れ出るような辺りが好まれるようなので、次年度は新たな水たまりを作って“誘致”しようということになった。 | ||
鉢ヶ峯の造園屋横の田んぼでの産卵状況<酒井> |
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1月、2月と調査に出向いたが見あたらず、昨年も1昨年もゼロだったこと考えると、今春も無理かと思っていたが、3/7に出向いてみると、4対の卵のうが用水路で見つかった。 やはり今春は“当たり年”か!! |
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