報告:米道綱夫 |
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調査日 | H24年2/19(日)10:30〜12:00 | |
調査者 | 野口、山本哲央、小林、米道 | |
調査地 | 鉢ヶ峯ホタル橋横のため池 | |
クリーンアップキャンペーン終了後カスミサンショウウオの産卵調査に向かった。小林氏はキャンペーン参加者で動植物に詳しい方である。今年も去年と同様に寒く予想では産卵が少し遅いのではないかと見られていた。ため池に枯れていない倒木が覆いかぶさり去年と同じ状況である。この倒木の下の水面を注意深く観察していると三日月形の卵塊が中に粟ぐらいの大きさのつぶつぶを内包しているのが見えた。透明に近い水面の直下にあった。3対、但し、2対は分散している。手の平に乗るぐらいの大きさだから凡そ7〜8cmぐらいだろう。池にほとんど水はなく、土手に大きな穴が空いて漏水している。マムシ谷湿地の2箇所は産卵なし、尚イノシシのぬた跡はなく、イノシシの出現の形跡はない。ニホンアカガエルの産卵はないが、ふれあいの森の湿地には多数の産卵があった。カスミサンショウウオの卵塊を見るとほっとする。そして春が来たなと心のうちでつぶやく。鉢ヶ峯の里山の風物詩の一つだ。 | ||