第12回「明日のコナラ林実験地」の草刈り&モニタリング


 


  日 時 2021年4月24日(土)9:40〜11:30
  参加者 5名(垣井、岸田、田中信彦、野口、米道)
   東西道路法面の「明日(あした)のコナラ林実験地」の草刈り・モニタリングは今年で12回目になります。 快晴の空の下、5名の参加での草刈り作業です。 実験地エリア以外の道路法面は昨冬に堺市が草刈りをしています。                                                  新型コロナ禍で昨年の草刈り作業は中止になり、コナラ等の生長具合が気になりましたが、現地に到着して新緑の葉をつけた木々の生長した姿を 観て、「うぉー、すっかり林ぽくなってきたなぁ。」の第一声。早速、草刈り機1台、カマと熊手で作業開始。葉を茂らせたコナラの周りは下草の繁茂は少ない ものの、幹や枝を巻き付いている「クズ」を根から取り除きながらこれですくすく育ってくれると一安心しました。           1時間余りの作業終 え、樹高1位と2位のコナラの「樹高」と「胸高の幹周り」の測定とコナラ(一部クヌギ)の本数をカウント。ベスト1のコナラは樹高5.1m(幹回り 29.5p)、ベスト2は樹高4.5m(幹回り37p)、木の本数は計51本でした。2016(H28)年に移植した「ヤマザクラ」は少し倒れていました が元気に育っており杭で幹を支えました。移植前年に確認した実生から育ったと思われるヤマザクラ?も無事育っていました。これからの生長が楽しみです。最 後に参加者で記念撮影をして、無事作業を終えました。              少し、時間があるので、堺自然ふれあいの森近くの東西道路高架下の法面 「明日のクヌギ林実験地」と酪農団地近くの道路法面の様子を観に移動。クヌギ林実験地は昨冬に堺市が下草を刈ってくれており草刈りは不要で、クヌギやヤマ ザクラ2本も見違えるほどに大きくなっています。酪農団地横の法面は草刈りで幼木は消失していましたが約20本のクヌギの若木、ヤマザクラ1本が育ってい ました。                    この10年余り、道路築造によって失われた樹林地を少しでも再生しようと3箇所で手作りの林づくりを 行ってきましたが、これからも木々の消長を見守っていきたいと思います。


    
       明日のコナラ林実験地 草刈り前                 草刈りで下草を刈りこむ

              
       幹や枝に巻き付いたクズの蔓を取り除く        石で杭を打込みヤマザクラの支柱づくり
    
     倒れかけたヤマザクラを支柱にまいて立て直す           大きなコナラの樹高を測定
 
                   
                ひこばえ(萌芽更新)のコナラ                       草刈り後

                                     
                                                       無事、作業を終えて記念撮影