雨のどんぐりまつり

 10月26日(日)、(社)大阪自然環境保全協会との協賛で、どんぐりまつり が鉢ヶ峯で開催されました。
 当日は、朝からはっきりしない天候で、雨が心配されましたが、案の定、工 作の材料集めを兼ねた観察会に第一陣が出発したとたん、どしゃぶりとなり、後 発隊は出発を取りやめました。第一陣もびしょびしょにぬれながら途中で引き返 しました。中には目的地の第二豊田川まで行った人もいたようです。
 会場の鉢ヶ峯墓地公園に集まった参加者は約100人でしたが、この段階で約 三分の一が帰ってしまいました。しかし、第一陣が戻る頃には雨はすっかり上が り、自然が提供してくれた材料を使って、葛のリース・ざる、ススキのミミズク 、マツボックリのこけし、笛、こまなどの工作にとりかかりました。
 シイの実やムカゴの試食には、大勢の子供が群がり、一口食べた大人は麦の 汁が無性に恋しくなったものです。
 昼食をはさんで、どんぐりの射的、輪投げ、暗夜行路(目隠しをして、林の 中に張ったロープを伝いゴールにたどりつく遊び)、みどりのジャンボクイズな どのゲームを楽しみました。
 雨にくじけず残った参加者からは、例年以上の熱意が感じられ、スタッフも 燃えました。

<文責 TSUKABON>

どんぐりまつり詳細報告

プログラム
感 想
参加者から寄せられた感想文
アルバム

96年堺・鉢ヶ峯 どんぐりまつり」報告書

        

96.10.27/酒井 和子

日 時/1996年10月26日 (第4土曜日)9:30〜14:30、雨のち曇
場 所/堺市鉢ヶ峯寺の墓地公園内草地
主 催/鉢ヶ峯の自然を守る会・(社)大阪自然環境保全協会堺自然観察会
後 援/堺市教育委員会・大阪府・大阪府教育委員会
対 象/園児・小学生〜一般
広 報/保全協会「都市と自然」、地域紙(泉北コミュニティ、ホーームタウン)
チラシ=各団体、観察会、堺南ブロック校長会→ 泉北の21の小学校、縁故の小学校、学童保育、泉ヶ丘図書館・栂分館・美木多分館、青少年の家、ファインプラザ、堺市南支所
参加人数/112人、スタッフ/ 27人、合計139人
参加費/小学生以上 1人200円徴収

天気が悪く、参加者が少なかった
O157の後遺症で、泉北地区の小学校の運動会・予行演習とかちあった。
途中で雨が振りだして続行が危ぶまれたため、参加者の一部に返金した。

プログラム

9:20 9:30 受 付
9:30 9:50 挨拶、説明、班分け
9:50 10:20 観察会とどんぐり拾いは雨のため中止=雨宿り(3班のみ一部実行)
10:20 10:30 クラフト準備
10:30 11:50 クラフト
 どんぐりごま 、 やじろべい 、 どんぐり工作 、 竹・イタドリの笛、
 ススキのミミズク 、 リース 、 葛の篭
11:50 12:45 昼 食
(12:30 12:45) 各団体の紹介・試食会
 大阪自然環境保全協会 、 鉢ヶ峯の自然を守る会、
 日本野鳥の会大阪支部 、 泉北自然マップの会
12:45 13:00 みどりのジャンボクイズ
13:00 14:00 ゲーム
 ネイチャーゲーム(暗夜行路) 、 どんぐり飛はし 、
 蔓の輪投げ 、 どんぐりのこま回し
14:00 14:20 表彰、歌
14:20 14:30 挨拶・お別れ会(参加記念品)
14:30 15:10 ※スタッフ 後片付け・反省会
       
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感 想

 「ところにより、にわか雨」の予報が、鉢ヶ峯ではきっちり当ってしまいました。参加者もそれを見込んでいたのか、昨年よりかなり少な目。現地の会場も別に混乱もせず開会することができたのはよいのですが、ポツポツぐらいだった雨が、じきに本降りになってしまいました。3斑は観察会に出かけた後でしたが、2斑と1班は足止めをくらい、休憩所で雨宿り。幼児もいることですし、雨具のない子もいるので雑木林を歩くのは無理と判断し、笹舟を作りながら様子をみていると、出かけた3班も一部を除き大半は引き返してきて、結局観察会は中止にしました。雨は小降りになり、ほどなく止みましたが、この先とプログラムが消化できるかどうかが危ぶまれましたので、事情を説明して、お帰りになる方には参加費は返却しました。

 その後 午後の工作を繰り上げ、会場も二手にわけ、休憩所とブルーシートの双方で行うことにしました。休憩所ではどんぐり工作を、草地の方では濡れたブルーシートを広げて、竹の笛やイタドリの笛作り、ススキのミミズクにとりかかりました。どんぐりだけはたっぷりありましたが(ここ鉢ヶ峯のコナラは昨年に続いての不成り年だったにもかかわらず)、他の材料は現地で採集とのことになっていましたのでどうしたものかと気をもみました。でも人数が少なかったことと、途中車で採りに走って下さった方がいて、間に合いました。今年の新メニューだった「クズの篭」は残念ながら、2、3人しか作れませんでしたが、高学年の女の子が器用に作っていましたので、来年は本腰をいれて取り組もうと思っています。キリなどの工具や笛の材料、ススキやリースの材料などもそれぞれ担当の方が準備して下さっていて、本当に助かりました。どの子も熱心に取り組み、たくさんの作品を仕上げていました。年々作品の腕が上がっていくようです。それは取りも直さず、スタッフの熱意と熟練の賜ではないかと思っています。

 怪我をした子が二人いました。ナイフで切った子とキリで指を突いた子ですが、どちらもたいした怪我ではありませんでした。

 昼食は少し早目に取ることにしました。雨がやんで寒くなっていました。でも午後からは身体を動かすプログラムになり、寒いと言っていた子も元気にネイチャーゲームなどにチャレンジしていました。どんぐり飛ばしに輪投げとトントンと進み、どんぐりごまでは24秒がチャンピオンを穫得。人数が少なかったせいもあって、スムーズに進行してフィナーレの表彰に。ハーモニカ演奏とギター演奏では童謡や鉢ヶ峯の歌などを全員で歌って終わりの挨拶に入り、スタッフと参加者が列になって手を叩きあって別れました。今年は参加者全員にそしてスタッフのみなさんにも、手作りの記念品を渡すことができました。

反省会/(簡単にしました)

会計や救急の本部がはっきりしていなかった。
 ・ 途中に雨になった場合のマニュアルが必要? 臨機応変に対応したら・・
 ・ 子供みんなに賞をあげたいぐらいだった。
 ・ 子供から参加費をとるのはどうか(小学生以下は無料にしています)。
 ・ お金でなくて、どんぐりを持ってこさせては‥・。
 ・ 初めて参加したが、子供に教えられることが多かった。
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どんぐりまつり感想文

「どんぐりまつり」     住吉区 加賀 直樹(9歳)

 10月26日、どんぐりまつりに行く日です。「去年も楽しかったから今年もいくぞ!」。7時45分、しんや君とあやのちゃんと出発した。「ついたぁ−、、なつかしいなぁ−、!」 どんぐりをとりに行った。雨がひどくなってきたので、ぼくだけ広場にかえった。それで雨やどりしていた人と友だちになった。 どんぐりなげにちょうせんした。けっこうはいった。でも本番になったら、ぜんぜん入らなかった。次はわなげだ。わなげはしんや君がじゃんけんで負けて、2位になった。最後はばくが一番がんはるどんぐりごまです。ぼくは、5号までつくった。一番よくまわる1号でたたかいをした。21秒でだんとつだった。最後にひょうしょうをされた。「1位、加賀直樹君」と、よばれた時、とてもうれしかった。おかあさんとつくったふくろうで人形をもらった。すごくこの1日はおもしろかったです!!! 次の日になったらすすきのふくろうがまんまるに太っていた。学校でみんなに見せた。

「どんぐりまつり」         庭代台 矢作 礼子

 泉ヶ丘に出る用事もあったので、「ついでに出てみるか」と軽い気持ちで行った10月26日。雨に降られて感心したのは、さすがスタッフ。雨の中でも足元もしっかり装備もきっちり。あたり前ですけど、それなりの準備は必要でした。寒かった。大いに反省。結局、雨に負けて、山での散策会は中止。クラフトだけ。笹舟を作り、どんぐりでコマややじろうべいを作る頃には雨も上がり、広場で本格的に野外工作。たっぷりの時間を楽しめてかえって良かった、と私は思う。なにしろもう太文字で「おもしろかったぁ」ですから。あんまりきれいとは思えない松笠が落ち葉といっしょに動物になる、リースになる、太い草の節が笛になる。なるほどと言えばなるはどですが、ほんとにこんな遊び、誰が考えたのでしょう。よはど山や草や木に親しい人が考えたのでしょうね…。
 「どんぐりまつり」、刺激的でも無く、はのばのでも無い。山や空に向かってお〜いと言う楽しさ、良かったぁ…。
●追伸 子供の頃から気になっていた祭りの露店の「すすきのふくろう」作り方、教えてもらえました。望みが一つかないました。うれしい!!

「どんぐりまつり」      新檜尾台 時ふじ あさみ

 きょう、どんぐりまつりにいった。るみえちゃんとしのちゃんもきていました。ざいりょうをさがすとき雨がふっていて、いけなかったけど、小さいどんぐりをいっぱい、るみえちゃんと見つけました。もとのばしょにもどってやすんでいたら、ささぶねをつくっていたので、あさみもつくりました。一こ目はしっぱいしたけど、二こ目はうまくできて、水たまりでうかペました。おしえてもらってうれしかったです。そのあと上で、ふえをつくったけど、うまくいきませんでした。つぎにリースをつくりました。まつぼっくりと赤いみと青いみとちいさいまつぼっくりをつけました。それから、おペん当を食ペて、丸×ゲームをしました。2もん目で、まちがえました。まっているあいだ、どんぐりぶえをつくりました。ほるのがたいへんだった。できてふいてみたら、すごい、大きい音がなりました。それから、ロープをつたわっていくゲームをしました。それで、下の、どんぐりのにんぎょうをつくりました。たぬきと、どんぐりにんぎょうに、ばうしをかぶせたのをつくりました。たぬきの耳をつけていると、おにいさんが、「いいあいであだね」といってくれました。できたのを、上にもってあがってみせました。そしてしょうひんをもらって、くまが、はいっていました。さいごに、スタッフの人が、うたをうたいました。そのあと、スタッフの人と手をうって、プレゼントをもらいました。あさみとお母さんはどんぐりのブローチで、おねえちゃんは、エンピツでした。それで、どんぐりのたぬきの目がとれていたので、もらいにいったら、おじさんがくれました。楽しかったです。

「どんぐりまつり」      新檜尾台 時藤 えり子

ザーザーサー
 すごいおおぶりになってきた。せっかく取りに行けると思っていたのに・・・・。
 今日はどんぐりまつり。森に入って、いろんな材料を取りに行くはずが、雨のせいで、中止。こんなことは、今までに一度もなかった。中止になるかなぁっと、思っていたけど、作ったりするのは、やることになった
 作ってみて一番おもしろかったのは、どんぐり人形だった。
 初めこまを作ろうと思って、下に下りていくと、こまではなく、みんな、人形みたいなのをつくっていた。どんぐりに頭(かみのけ)や目やはななどもつけてる。とっても小さくて、とってもかわいい。「どうやって、作るんですか?」ときくと、お兄さんが、作り方を教えてくれた。やり方はかんたん。どんぐりとぼうしに穴をあけて、ねじを通し、目などをつける。こんなにかんたんに、かわいい人形ができるなんてびっくりした。かんたんそうに見えても、作るのにはけっこう時間がかかった。教えてくれたお兄さんは、どんどん、アイデアを出していた。最後に、私が作った人形を「これはいい。これが一番」といってくれた時、すっごくうれしかった。毎年、どんぐりまつりに行っているけど、どんぐり人形を作ったのは、今年が初めてです。来年もまた、楽しいもの、かわいいものが作れるといいなぁっと思います。

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アルバム

 GIF形式の写真です。

イタドリの笛 320×240 256色 40KB  
ススキのミミズク 1 320×240 256色 37KB  
ススキのミミズク 2 240×320 256色 38KB  
ドングリ工作 1 320×240 256色 41KB  
ドングリ工作 2 320×240 256色 37KB  
葛のリース 320×240 256色 33KB 640×480 jpeg 59KB
ドングリの試食 320×240 256色 40KB  
     
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