残土処分計画の中止を求める要望書 署名を堺市に提出

報告者 米道 綱夫

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 南部丘陵での残土処分計画の中止を求める要望書を堺市に6月1日3400筆の署名を集めて提出してきました。署名に協力いただいた方々に厚く御礼申し上げます。 

 鉢ヶ峯の自然を守る会、堺野鳥の会、大阪自然環境保全協会堺自然観察会の3団体を軸に3月8日から各自然保護団体や有志に署名をお願いしましたところ、各方面から賛同の声が上り、自然環境を守る事への皆様のなみなみならぬ熱い思いを感じました。 当日堺市側からは環境保全課の真瀬氏、池田氏、公園緑地課の中島氏、中官氏が対応しました。当方は酒井、横島、柳生、横手、吉田、米道の6名で堺に唯一残っている森を保全するように申し入れました。

【要望事項】
1、 南部丘陵での残土処分による開発計画を中止させてください。
2、 早急に「堺市緑の保全と創出に関する条例」を制定し、かけがえのない森を守ってください。

 ついで6月11日(金)田中丈悦議員が堺市議会建設委員会で『堺市緑の保全と創出に関する条例』について質問しました。(抜粋)
【堺市側の回答】
 この条例の22条第一項 市長は都市の良好な自然環境及び景観の形成、ならびに動物の生息地、または植物の生息地保護のために必要があると認める時に、その所有者の同意を得て保全緑地として指定できるという旨の規定である。
 また第2項は第一項の規定により保全緑地を保全しようとするときには、あらかじめみどりの政策審議会の意見を聞かなければならないという旨の規定である。したがって手順としては色々政策審議会の意見を聞いたうえで土地所有者の同意を得て、指定する順序となり、政策審議会の意見を聞くと言う事が先である。
【田中議員の質問】
 具体的な南部丘陵の鉢ヶ峯の25ヘクタールの開発についてお伺いしたいと思います。現在緑の地帯が埋め立てられるという点から、鉢ヶ峯の自然を守る会、境野鳥の会、大阪自然環境保全協会・堺自然観察会の方々が署名活動を展開しています。これとは別に地元の方々も大変心配しているのは農業水系として水質の安全について不安を抱かれている。この鉢ヶ峯地域については現状保全する事がふさわしいと思いますけど当局側はどういう認識を持っておられるのか
【堺市】
 この制度を適用するにしても条例の目的、基本理念、両者責務などを土地所有者に説明して、保全に向けた理解と協力を得られると言う事が不可欠だ。さらに当該地区について緑を保全していきたいと考えている。

 このあと田中議員が藍野学院のスポーツ施設建設を建設する妥当性 生徒数と利用頻度の問題、畑の最終処分所も藍野学院のスポーツ施設建設の候補地になる事も選択肢の一つとしてあるのではないかとの提案があった。

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