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鉢ヶ峯の自然を守る会のサポーターになりませんか!

年5〜6回発行する機関紙「ニュースレター」をお届けします。
紙上で鉢ヶ峯の行事や行政の動きなどをお伝えします。

年会費は1,500円です。

鉢ヶ峯の森と堺市の南部丘陵
堺市の南には、南部丘陵と言われる、自然林や農地などがパッチワーク状に拡がっています。中でも、鉢ヶ峯の森は、およそ百数十ヘクタールにのぼる、堺市で唯一最大の森です。この森の中には、雑木林の他、大小の溜池と石津川の源流である小さな水系、これらの自然に囲まれた棚田やミカン畑などが、伝統的な里山景観を形成しつつ残っており、多くの市民にとって、身近な自然と触れあえる貴重な場所となっています。

そこには、オオタカやカスミサンショウウオ、ホタル、クロメダカなど大阪府下でも希少な野生動物や植物が残されており、こうした野生動植物とその生息環境の保全は、地球環境保全といった大きな観点からみても非常に重要な課題となっています。
守る会の成り立ち
時はまだバブルの頃、1991年に、鉢ヶ峯の森をゴルフ場にするという計画がおおやけになりました。完成前に会員権を売って工事資金などを調達するという、いまから考えれば最も危ない計画でした。隣接して既に二つのゴルフ場があるのに、堺市に残された唯一最大の自然林を破壊して、特定の人しか利用できない会員制のゴルフ場に改変してしまっていいものかと、市民有志が「鉢ヶ峯のゴルフ場問題を考える会」を作って、ゴルフ場ではなく里山公園にするという対案を作り、大規模な署名活動を行い、行政に働きかけました。

開発業者と多くの市民の板挟みになった行政は、鉢ヶ峯の森をどうするのが望ましいか市民アンケートを実施しました。回答の多くは、ゴルフ場ではなく、自然を活かした公園が望ましいというものでした。この結果、堺市は、ゴルフ場開発に同意しないことを決定し、取りあえず、ゴルフ場開発による自然破壊は避けることができたのです。

鉢ヶ峯の自然を守る会は、鉢ヶ峯の里山を今後も守っていくことを目的にして1993年4月1日、「鉢ヶ峯の自然環境とゴルフ場問題を考える会」を発展的に解消して結成されました。
守る会の活動
守る会では、自然観察会やどんぐりまつり、野草のテンプラ、シンポジウムなどの催しを通じて、身近な里山のすばらしさ・楽しさを多くの人に知ってもらったり、クリーンハイク里山保全のための管理作業・間伐・草刈りなどを実施して、環境保全の作業の直接の担い手としての活動を続けています。

同時に、里山や水系などの自然環境や、そこに生息する動植物についての具体的な保全施策について行政に提案し、協議を続けています。

近年では、堺市別所の森のゴルフ場拡張計画に対し、その問題点を洗い出して異議を唱えたり、大阪府が環境アセスメント制度の改定のための意見をもとめてきた際に、広い視野からアドバイスを行ったりと、今や大和川以南で府下最大の自然保護団体に成長した立場に立って、その活動領域を拡げています。
私達の活動の影響
守る会は、単なる自然愛好会ではありませんので、行政に対し、ねばり強く身近な自然の保全施策をきめ細かく提案してきました。ゴルフ場の予定地であった所は、私達が里山公園の提案を訴えてきた事により、自然を活かす方向で活用することとなり、行政の判断で現在のハーベストの丘となりました。この施設は、私達の提案とはほど遠い内容で、自然の活用というよりも自然改変の度合いが強い開発でしたが、ゴルフ場よりはましという結果になりました。

別所の天野山CCのゴルフ場拡張の際には、アカシデ林の保全やカスミサンショウウオの生息環境の保全、オオタカの生息環境の保全などを求め、公害調停を申請、最終的には和解を勝ち取り、一定の、自然林の保全やカスミサンショウウオの生息環境の復元などが実現、現在も、ゴルフ場運営会社や大阪府立大学と協力して、カスミサンショウウオプロジェクトとして環境復元の試みを継続しています。

鉢ヶ峯公園墓地の南側に拡がる通称オオタカ尾根と呼ばれる自然林は、当初墓地の拡張エリアとして用地買収がすすめられていましたが、私達のはたらきかけにより、ふれあいの森として整備・保全されることとなり、現在も、整備や維持管理について、市民と協同して案が検討されているところです。

第二豊田川や法道寺川一帯は、堺市内最大のホタルの生息地ですが、大阪府が予算消化のため、年度末に一気に護岸整備や浚渫工事を行おうとしたため、私達は抗議し、こうした作業は、ホタルの生息に悪影響の少ないよう段階的に実施されました。その後も私達は、定期的に、ホタルの生息状況の調査を継続しています。

天濃池の護岸周辺は、自然度の高い環境が残っている一方で、ゴミの不法投棄も目に余る状態でした。そこで、大阪府が野生動植物と触れあえるビオトープを整備するにあたり、私達は、今後も長期にわたって良好な自然環境を維持・向上させる事が可能な計画案と市民参加型の維持管理の仕組みづくりを提案し、現在も、私達が提案した方向で、整備がすすんでいます。

この他にも、東西道路の計画案や、ふれあいの森の計画案についてなど、さまざまな案件について、行政に提案し、協議を続けています。
オープンで透明な運営
守る会の運営や、活動方針などについては、毎月行われるNS(ネイチャー・スタッフ)会議、年に1度行われる総会で話し合われます。会議は、機関誌を通じて、全ての会員に告知され、参加も発言も自由です。会計報告は、機関誌に掲載され、バックナンバーは、堺市立泉ヶ丘図書館で閲覧することも可能です。
他団体や行政、生協、企業、行政などとのパートナーシップ
鉢ヶ峯の森は、誰もが訪れることのできる、社会的な財産です。そこでは、私達のほかにも、多くの市民や団体が活動をおこなっています。
例えば、植物の観察会やどんぐりまつり(守る会と共催)を行う大阪自然環境保全協会堺自然観察会、探鳥会などを行う日本野鳥の会大阪支部堺野鳥の会、トンボ釣り大会(守る会と共催)を行うトンボと自然を考える会大阪支部および関西トンボ談話会、生協やボーイスカウトなども時々、鉢ヶ峯のフィールドを活用しています。守る会は、こうした、さまざまな団体や、場合によっては行政とも協力しながら、多くの取り組みをすすめています。
活動はボランティア  会を支える方法にはいろんな形があります
守る会の活動はすべて、会員のボランティアにより成り立っています。それは、会議でアイディアを出していただいたり、スタッフとして行事の企画・運営をしていただいたり、催し物に参加していただいたり、行政との話し合いに出ていただいたり、機関誌の原稿や挿し絵を描いていただいたり、写真を提供していただいたり、郵便物の編集・印刷・発送をしていただいたり、ご寄付をいただいたりとさまざまな形で多くの人に支えられています。
しかし、こうした参加は何一つできなくても、あなたが一人の会員になっていてくださることが、身近な自然を守る活動の大いなる支えとなるのです。
行政から独立し、対等な立場で活動し発言することが重要
私達の10年以上にわたるはたらきかけもあり、近年、行政は、さまざまな形で市民の意見を採り入れるようになってきました。計画案の策定にあたり、市民を募ってワークショップを開いたり、意見募集を行ったりすることは、一定の評価ができることです。
しかし、私達のこれまでの活動から学んだことは、行政に依存したり取り込まれたりすることなく、対等の立場で主張すべきことを主張し協力すべきことは協力するという、自立した立場で活動を続けることが非常に重要であるということです。
この鉢ヶ峯の里山を守りたいと思われる方、また鉢ヶ峯の自然を一緒に訪れたいと思われる方、自立した市民の組織を応援したいと思われる方は、ぜひとも、鉢ヶ峯の自然を守る会のサポーターになってください。

会則

入会方法その1(おすすめ)

とりあえず
行事に参加してみる

とりあえず、行事に参加して、鉢ヶ峯がどんなところかご覧になってください。
鉢ヶ峯の里山を守りたい、もう一度鉢ヶ峯を訪れたいと思われた方は、幹事に入会希望の旨お伝えください。

入会方法その2

メールを送る

TSUKABON まで、入会希望のメールを送ってください。
入会案内をお送りします。

いますぐ入会したい

という人は

郵便振替口座「00950-1-125703、鉢ヶ峯の自然を守る会」に年会費1,500円を送金してください。新規入会の旨ご記入ください。
興味はあるが
入会はしない
という人は
鉢ヶ峯の行事にお気軽にお越しください。
特に断りのない行事は、入会・予約不要です。
不明な点があれば、TSUKABON までお問合せください。