鉢ヶ峯紹介
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堺市南部丘陵
鉢ヶ峯地区の概況
鉢ヶ峯の植物
鉢ヶ峯の野鳥 ………… 野鳥のリスト
鉢ヶ峯のトンボ ………… トンボのリスト 連載 鉢ヶ峯のトンボ
鉢ヶ峯のチョウ ………… チョウのリスト
鉢ヶ峯の風景

 

堺市南部丘陵

大阪府堺市の南部、美木多、別所、泉田中、鉢ヶ峯、畑、逆瀬川の各地区の丘陵を堺市南部丘陵と呼びます。
 東は河内長野市天野山、南は和泉市横山、西は和泉市光明台に接しており、北側には泉北ニュータウンが位置しています。

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鉢ヶ峯地区の概況

鉢ヶ峯・鉢塚・会場前の3つのバス停で囲まれる三角形のなかに約140戸からなる鉢ヶ峯寺の集落があります。この北側には泉北自動車教習所を隔てて近年建てられた約100戸の一戸建家屋があります。鉢ヶ峯バス停付近には堺市では唯一仁王がいる法道寺や浄真院の古刹があります。鉢ヶ峯・鉢塚バス停の東には、大きな堺公園墓地があります。

人家と公園墓地の南側は雑木林、ため池、みかん畑が混在する地区で、さらにその南には深い雑木林が広がっています。

この雑木林を主とする地区には明正川、第二豊田川があります。明正川は深い雑木林の中をぬって流れ、第二豊田川は開けた谷に沿って作られている田の水源として利用されています。

第二豊田川は法道寺川に合流し、さらに法道寺川は明正川と合流して石津川となります。

 

また、この雑木林を主とする地区には大きなため池が3つあります。人家に近い中央部北の内河池、東部の酪農団地の近くの大正池、西部の別所の近くの天農池です。そのほか、小ため池が多数あります。

内河池の北側と西北部には近年、ほ場(畑)が整備されました。ほ場の西には主要地方道堺かつらぎ線を隔てて、御池台3・4丁の住宅、府立上神谷高校があります。

鉢ヶ峯周辺にはすでに3つのゴルフ場が建設されています。東には酪農団地の東に堺カントリークラブ、南東には泉ヶ丘カントリークラブ、南には天野山カントリークラブがあります。西側以外はすべてゴルフ場に囲まれています。

 明正川の源流は天野山カントリークラブ排水口に、第二豊田川の源流は泉ヶ丘カントリークラブ排水口に接続しています。

上の地図は、住友電工システムズ(株)のご厚意により、 Atlas Mate のデータを用いて作成しました。

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鉢ヶ峯の植物

鉢ヶ峯の里山は、堺市内とは思えないほど懐の深い自然を残し、多様な“みどり”を息づかせています。ここには、シリブカガシの群生地あり、コナラ・アカマツの雑木林あり、ため池あり、棚田ありと様々な植物が組み合わさって豊かな生物相をなし、また素晴らしい景観を呈して私たちに四季折々の自然を楽しませてくれます。 春を告げるのはコバノミツバツツジ。山にピンクの明かりを灯し、やがて芽吹きの季節へ。 内河池から見た春おぼろの山桜は、まるで東山魁夷の一幅の絵のようでもあり、ここにこんな世界があることすら不思議な気がします。
 トンボの棲み家である小さなため池にはジュンサイが浮かび、初夏にはウラジロが繁茂して、緑のブラインドは目にも鮮やか。またコナラの道にはササユリがそこここに見られその楚々とした姿に魅せられます。
 秋ともなれば、ぽろぽろとこぼれたドングリや口をあんぐりと開けたアケビなど童心をかきたてるに余りあり、ムラサキシキブの粒々の紫、真っ赤なソヨゴの実とパレットの色もとりどり。晩秋の山道で降り積ったコナラの落ち葉をサクサク踏むその快さは、山深い自然の只中にいる心地がします。

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鉢ヶ峯の野鳥

鉢ヶ峯は野鳥の生息環境として非常に良好な場所で、現在までに92種の野鳥が確認されている(1992年までの記録)。
 鉢ヶ峯の春はコナラの淡い緑とコバノミツバツツジのピンクで始まる。雑木林の薮あたりからキジがケッケーッと甲高く鳴く。 コジュケイも負けじとピーチョホイ・ピーチョホイと朝の空気を震わせる。 時おりこの森いちばんの歌い手ホオジロがさえずる。ウグイスの声も谷沿いにひびきわたる。
 初夏、川沿いにホタルが舞い、ササユリの花が咲く頃、ホトトギスがけたたましく鳴き森を飛び交う。夜、谷沿いを歩くとゴロスケホーホーとフクロウの鳴き声が聞こえる。 餌取りに来ているのだろう。南から渡ってくるアオバズクもこの森近くで繁殖が確認されている。 フクロウの仲間は食物連鎖の頂点に位置しており、この森の自然度が高いことを証明している。
 秋、コナラやクヌギの葉が落ちるころ、内河池に北の地方からマガモやオシドリが渡ってくる。 シジュウカラ、エナガ、メジロなどの小鳥が小群をつくり餌を求めて移動する。 カワセミがツィーと鳴き池を横切り、水際のいつもの枯木から水面にダイビングする。
 晩秋から冬にかけチョウゲンボウ、オオタカ、ノスリなどのタカ類が丘陵地の上空を飛んでいる。

野鳥リスト   野鳥のページ

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鉢ヶ峯のトンボ

 鉢ヶ峯は堺市の南部に位置する丘陵地帯にあり、今は少なくなった里山の面影を残しているところです。ため池あり、湿地あり、川あり、棚田あり・・・。トンボは水辺の環境によって棲んでいる種類も少しずつ異なっていますので、このような多様な水環境のあるところでは、当然、いろいろな種類を見ることができます。
 近畿地方ではこれまで101種のトンボが記録されていますが、鉢ヶ峯ではこのうち70種が記録されています。

トンボリスト

 

連載 鉢ヶ峯のトンボ
その1 冬のトンボ − ホソミオツネントンボ
その2 春のトンボ − フタスジサナエ・オグマサナエ
その3 6・7月のトンボ − ハラビロトンボ
その4 8月のトンボ − ハグロトンボ
その5 10月のトンボ − マユタテアカネ

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鉢ヶ峯のチョウ

日本で発生していると思われる土着種は231種で、 そのうち分布域が堺市を含んでいるものは約90種あります。
鉢ヶ峯では、現在までに47種のチョウが記録されています。
これらのチョウは、いわゆる普通種です。 でも、希少種だって昔はどこにでもいた普通種だったはずです。 普通種だからこそ大切にしたい。希少種にしないために。

チョウのリスト

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鉢ヶ峯の風景

 鉢ヶ峯の代表的な風景を集めてみました。(full color jpeg)

写真集 鉢ヶ峯の風景
内 河 池 768*512
金剛山の眺望 768*512
コナラの林 768*512
オオタカ 768*512
   

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